ハイキング情報

尾瀬のルール・マナー

意外と知らない尾瀬のルールやマナーをご紹介。
尾瀬独特のルールや山でのマナーなど事前にチェックしておくと失敗がありません。
尾瀬を訪れる前に軽い感じに読み流して下さいね。

1.木道以外立入り禁止 2.右側通行・登優先
3.動植物採集禁止 4.ゴミは持帰り
5.トイレチップ制 6.ペットはNG
7.歩荷さんに挨拶しない 8.登山の装備で訪れる

木道以外立ち入り禁止

尾瀬の木道の総延長は65km。実に山手線二周分の長さになります。
この木道はただ歩きやすいように、設置してあるわけではありません。
湿原を踏み荒らしから守るという大切な役目があるんです。

湿原は一度踏み荒らしてしまうと、元に戻るのはものすごく時間がかかります。
具体的には1年間に0.7mm~0.8mmずつしか復元できません。
10cm踏み潰してしまうと元に戻るのに約140年かかるんですね。
もちろん、木道以外にストックや三脚を立てるのも厳禁ですよ。
尾瀬の自然を守り、後世に残していきましょう!

右側通行・登り優先

尾瀬の中は基本的に右側通行です。
人とすれ違いう時は、右側に避けるようにしましょう。
あくまで、尾瀬が右側通行であって、全国的に見ると左側通行の場所もありますよ。
どちらを歩くか決まっていない山も多く地域によって違いがあるんですね。

また、湿原が多い尾瀬ですが、坂道を歩いているときは基本登り優先です。
譲り合いの心で衝突事故を防ぎましょう。
基本的には登り優先ですが、人数が少ないほうが避けるとスムースですね。

動植物の採集禁止

尾瀬の動植物の採集は禁止です。山菜採りや昆虫採集はご遠慮下さい。
国立公園の特別保護地区の厳密なルールでは、石一つ動かしてはいけません。
尾瀬は特別保護地区になっている場所が多くあります。

また、国の特別天然記念物にも指定されてます。
違反すると6ヶ月以下の懲役又は30万円以下の罰金!
尾瀬には貴重な動植物がいっぱい。厳しい規制が尾瀬を守っているんですね。

ルール・マナー

ゴミは持ち帰り

尾瀬には一つもゴミ箱がありません。山小屋にも当然ゴミ箱はナッシング!
ゴミは持ち帰るようご協力お願いいたします。

尾瀬では全国で初めてゴミの持ち帰り運動を昭和47年にスタートさせました。
1400個あったゴミ箱もすべて撤去した歴史があります。
尾瀬ではゴミの持ち帰りは、ルールやマナーといより常識かもしれませんね。

ルール・マナー

公衆トイレはチップ制

トイレ1回100円程度の協力金をお願いします
尾瀬でのトイレのし尿処理にはたくさんのお金がかかっています。
浄化槽で処理した汚泥をヘリで尾瀬外に運んだり、浄化した水分をパイプラインで尾瀬の外に排出したり。
トイレットペーパーや掃除の人件費もかかっています。
尾瀬の綺麗なトイレを維持するためチップのご協力をお願いします!

ちなみに、山小屋のトイレにはウォシュレットが付いています。
ウォシュレットを使用することで、紙の量を減らし浄化槽の負担を軽減できます。
尾瀬では様々なトイレの工夫がしてあります。

ルール・マナー

ペットはNG

家族同然の存在かもしれませんが、尾瀬にペットを連れてくるのはNG。
野生動物を刺激してしまったり、病気を移したり、移されたりします。
尾瀬に訪れる際はペットはお留守番をお願いいたします。

国立公園の特別保護地区では、動物を放つことが規制されています。(自然公園法21条)
ペット問題に関しては諸説あります。愛犬家から考えると納得いかないものかもしれませんが…
盲導犬はもちろんOKです。

ルール・マナー

ボッカさんに挨拶なし

尾瀬には山小屋の荷物を担いで運んでいるボッカさんがいます。
80kg以上を背負って歩いているので、ボッカさんからすると挨拶する(喋る)のも一苦労。
すれ違う際は会釈をするくらいにしましょう。

ボッカさんが挨拶を返してくれないのは、挨拶ができない(大変)なのを理解しましょう。
尾瀬だけではなく、どこの山でもボッカさんには話しかけないのがルールやマナーです。

ルール・マナー

登山の装備で訪れる

湿原にお花畑のイメージの尾瀬ですが、2000m級の山々に囲まれた立派な山岳エリアです。
車も中には入れませんので、事故の際に救急車が入ってくることもできません。

尾瀬を訪れる際には、しっかりとした登山の服装と持ち物を用意しましょう。
防水の登山靴とレインウェア、水筒はどんな場合でも必要です。
 尾瀬での服装・持ち物 ルール・マナー
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