尾瀬花情報
様々な花が咲き乱れる尾瀬。現在、尾瀬で確認されている植物はなんと約900種類にものぼります。
日本全体にはおよそ7,000種類の植物があると言われていますので、尾瀬の植生がいかに豊かかがお分かりいただけると思います。
尾瀬で見られる代表的な花を、五十音順・色別・季節別に分類しました。
ちょっとした豆知識もあわせて紹介していますので、ぜひご覧ください。
白色系・5月6月
雪解けと共にミズバショウの開花が始まります。尾瀬を象徴するミズバショウは例年5月下旬から6月上旬が見頃です。
大きさが小さく可愛らしい花が多い時期になります。
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白色系・7月8月
春に比べ背の高い花が多くなってきます。太陽をたっぷり浴びて大きく育ってきますね。
セリ科のミヤマシシウドやシラネニンジンは小さな花がたくさん集まり蜜が豊富でたくさんの昆虫を集めます。
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白色系・9月10月
秋を迎えると花の数はグッと減ってしまい、白い花も尾瀬では数種類を残すのみとなります。
秋を迎えてもみることができるウメバチソウは貴重ですね。。
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黄色系・5月6月
春先の尾瀬の湿原を華やかに彩る黄色い花々。リュウキンカの鮮やかな黄金色は湿原によく映えます。
生命力にあふれる花々を尾瀬でお楽しみください。
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黄色系・7月8月
尾瀬の夏の花の主役ニッコウキスゲ。毎年7/20前後に見頃を迎え、湿原を黄色く染め上げます。福島県側の大江湿原が特に見事でオススメ。
池塘で見られるオゼコウホネは他のエリアではなかなか見ることができない貴重な花です。尾瀬でも数は少ないですが尾瀬ヶ原の上田代で見ることができます。
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黄色系・9月10月
花の種類も数も減ってしまったなか、湿原で目につくのはミヤマアキノキリンソウです。
お盆頃から咲くハンゴンソウも9月上旬くらいまでは見ることができます。
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赤色系・5月6月
雪解けした湿原でよく目立つ赤色の花々。イワカガミにショウジョウバカマ、ヒメシャクナゲと小さな花がたくさん咲きます。
6月になるとミネザクラも咲き尾瀬のお花見シーズン到来です。
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赤色系・7月8月
一年で一番にぎやかに花が咲くシーズンです。湿原はどこを見ても花盛り。
珍しい植物が多い至仏山ではタカネシオガマやイブキジャコウソウ、タカネナデシコとが美しく山肌に咲きます。
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青色系・5月6月
春先の尾瀬の湿原で目につく青色の花はタテヤマリンドウです。とても小さな花で晴れの日にしか花開くことがないお天気花。
青色の花は少ないの目立ちますね。数は多くはありませんがシラネアオイも人気のある花です。
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青色系・7月8月
夏の尾瀬では青色の花が多くなってきます。ヒオウギアヤメやカキツバタからはじまり晩夏にはトリカブトが目を楽しませてくれます。
鮮やかな青い花をお楽しみください。8月もサワギキョウやコバギボウシなど大ぶりな花がたくさんです。
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青色系・9月10月
秋の主役はなんといってもリンドウです。湿原に咲くエゾリンドウと樹林帯で咲くオヤマリンドウを見ることができます。
秋色に染まりつつある湿原に青色がよく似合います。
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緑色・茶色系・5月6月
咲いていることに気づかないことも多い緑色や茶色系の花々。尾瀬でひっそりと咲いているので見つけると嬉しいです。
よく見ると可愛らしい形をしているものが多いものですよ。
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緑色・茶色系・7月8月
夏になってもひっそりと咲く緑と茶色系の花々。至仏山のムラサキタカネアオヤギソウはかなりなかなか珍しい植物です。
マイサギソウやキソチドリなど蘭の仲間も湿原に咲く時期です。
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