クルマバソウ

車葉草 クルマバソウ

葉のつき方がとても特徴的で、尾瀬の樹林帯でよく目立つクルマバソウ。 日当たりがそこまで良くない、やや薄暗い場所に生えています。「車葉」という名前がぴったりの見た目ですよね。

クルマバソウで注目したいのはやはり葉です。 小さな花もきれいですが、6~10枚の葉がきれいに一周ついている姿は見事です。 植物の形は本当に美しく、クルマバソウの均等な葉のつき方には思わず見入ってしまいます。

クルマバソウの花を見かけたら、ぜひ香りも楽しんでみてください。 ドイツではクルマバソウが香料として利用されているんですよ。 日本でも売られている「ハリボ」(グミのようなお菓子)にも使われています。 意外と身近なところで活躍しているクルマバソウでした。
漢字表記
車葉草
分類
アカネ科  クルマバソウ属
開花時期
6月上旬~6月下旬
花言葉
復活  輪廻
大きさ
10cm~30cm
5月6月7月 8月9月10月

知識

オオクルマムグラと酷似
オオクルマムグラは葉が少なく光沢がないところで区別できます。 花の形も若干異なります。見分けられても徳はしません。
香料
クルマバソウの葉と茎に甘い匂いがあります。 ドイツではWaldmeister(ヴァルトマイスター)と呼ばれています。
香りの成分クマリン
なんとも可愛らしい名前の香り成分『クマリン』 お菓子だけではなく、ビールやワインの香りづけにも使われます。

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