サンカヨウ

山荷葉 サンカヨウ

花弁が透き通る姿にファンが多いサンカヨウ。尾瀬にサンカヨウを目当てに訪れる人も多く、写真が趣味の方に非常に人気のある植物です。

サンカヨウは森林帯のなかに生えていますが数は少なくどこにでもあるわけではありません。 鳩待峠から山ノ鼻に向かって少し歩いたあたりや尾瀬沼ビジターセンター周辺が比較的見つけやすい場所です。 確実に見たい方にはミニ尾瀬公園をオススメします。

サンカヨウは花の時期が短く、しかも虚弱体質なのでちょっとした衝撃で簡単に花びら落ちてしまいます。 しいものは儚いものですね。見つけても触らないようにしてください。

サンカヨウの大きな特徴は、大きい葉と小さい葉が2枚セットになっているところです(写真2枚目)。 花は必ず小さい葉のほうに付きます。大きいほうに花がついているのは見たことがありません。
漢字表記
山荷葉
分類
メギ科  サンカヨウ属
開花時期
6月上旬~6月中旬
花言葉
親愛
大きさ
20cm~40cm
5月6月7月 8月9月10月

知識

透き通る美しさ
サンカヨウは霧雨に濡れると花びらが透き通りこの世の物とは思えない美しさになります。 強い雨だと花びらがとれてしまうので条件がなかなか整いません。
大きな実
サンカヨウは直径2cmほどのブルーベリーのような大きくて青い実をつけます。 花に時期より実のほうが見つけやすいかもしれません。
味は微妙
美味しい!という人もいますが、個人的には食べごたえはありますが美味しくはないです。 もちろん尾瀬では採取禁止ですので食べてはいけません。小動物がよく食べていますよ。

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