ミズバショウ

水芭蕉 ミズバショウ

尾瀬の主役といえば、やっぱりミズバショウ。ミズバショウなくして尾瀬は語れません。
開花時期は尾瀬ヶ原で5月中旬6月上旬頃、 尾瀬沼では一週間ほど遅れて5月下旬6月中旬が目安です。

見頃となる6月第1週の土日は非常に混雑し、尾瀬ヶ原では鳩待峠から山ノ鼻まで大名行列のようになったり、山ノ鼻のトイレが30分待ちになることもあります。 土日を避けたり、比較的混雑の少ない尾瀬沼コースに変更することをおすすめします。 ミズバショウは開花期間が長いので、日程をずらすのもひとつの選択肢です。
漢字表記
水芭蕉
分類
サトイモ科  ミズバショウ属
開花時期
5月中旬~6月中旬
花言葉
美しい思い出・変わらぬ美しさ
大きさ
5cm~20cm(苞の大きさ)
5月6月7月 8月9月10月

知識

食べるな危険!
ミズバショウは有毒で、食べると下痢を起こします。ひどい場合は呼吸困難に陥ることも。 見た目からして食べる人はいないと思いますが、絶対に口にしないように!
お触り禁止!
花に触れるとかぶれることがあります。(かぶれない人もいますが触らないのが安全) ちなみに「花」に見える黄色いヤングコーンのような部分が本物の花です。
芳しい香り!?
ミズバショウは独特の匂いがあり、あまり良い香りではありません。 激臭ではありませんが、あまりクンクン嗅ぐのはおすすめしません。
花の色は黄色
中心部の黄色いヤングコーンのような部分が花になります。 白い花と思っている方が多いですが、ミズバショウの花は実は黄色なんです。
では白い部分は?
白い部分は苞(ほう)と呼ばれ、花を守るために葉が変化したものです。 ザゼンソウも同じ形をしています。
クマの大好物
8月下旬頃になると、熟したミズバショウの種子をクマがムシャムシャ食べます。 栄養価が高く、クマにとって大切な食料です。
霜に弱い
ミズバショウは霜にとても弱く、霜に当たると苞の先端が茶色く変色してしまいます。 6月初旬の尾瀬では霜が降りることが多いため、真っ白なミズバショウは意外と貴重です。
双苞水芭蕉
研究見本園では苞が二枚の珍しいミズバショウもあります。 数は少なくなかなか見つかりませんがぜひ探してみてください。見つけたら幸せになれるかも!

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