エンレイソウ

延齢草 エンレイソウ

大きな葉を3枚持ち、形が特徴的なエンレイソウ。 尾瀬を歩いていると特徴的な形が目につきます。 日当たりが良すぎるところは苦手なようで、少し日の当たる樹林帯でよく見かけます。

エンレイソウが見られる時期は5月下旬6月中旬です。 ミズバショウリュウキンカタテヤマリンドウなどと同じ時期になります。

エンレイソウの花はちょっと地味な茶色(紫)です。 地味な色のせいで花であることに気づかない人がたくさんいます。 よく見ると綺麗な色で、花言葉の『奥ゆかしい美しさ』がピッタリと合っています。

『延齢草』の名前から想像できるように、とても寿命が長い植物です。 エンレイソウは花をつけるのになんと10年。 栽培したものでは30年近く枯れなかったこともあるそうです。 尾瀬で見かけるエンレイソウは何年物なのか気になりますね。
漢字表記
延齢草
分類
ユリ科  エンレイソウ属
開花時期
5月下旬~6月中旬
花言葉
奥ゆかしい美しさ
大きさ
20cm~30cm
5月6月7月 8月9月10月

知識

白花もあり
白花のものはミヤマエンレイソウといいます。 尾瀬では山の鼻と川上川の間が発見しやすいポイントです。
実が甘い
実の美味しさはトップクラス。グレープフルーツ味の大きな実をつけます。 とても食べごたえがありますが、有毒なので食べるさいは自己責任でお願いします。
毒(サポニン)
有毒植物なのに食用となっている不思議なエンレイソウ。 漢方では延齢草根と呼ばれ、胃腸薬に利用されるそうです。

同じ時期に見られる花々

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