ズミ

桷・酸実 ズミ

尾瀬の拠水林で甘い香りがふわっと香ったらズミの花の匂いかもしれません。 ズミの花は優しい甘い香りをもっています。ぜひズミを見つけたら匂いを嗅いでみてください。 視覚だけでなく嗅覚も使うと尾瀬の楽しみ方が広がりますよ。

ズミは湿原の端によく見かけます。湿原のなかでも栄養状態がいい場所が好みのようです。 地面がしっかりとした場所も嫌いなようで、樹林帯で見かけることはありません。 尾瀬での観察ポイントは山ノ鼻から尾瀬ヶ原に向かい最初の拠水林が見所です。 花が付いている時期は非常によく目立ちます。 尾瀬沼にはあまりなく、ズミは尾瀬ヶ原がオススメです。

ズミの花は年によって花の付け方に差があり、ほとんど花を付けない年もあります。 豊凶の差が大きい花ですね。当たり年と外れ年の差がかなり大きいです。
漢字表記
桷・酸実
分類
バラ科  リンゴ属
開花時期
6月上旬~6月中旬
花言葉
追憶
大きさ
100cm~200cm
5月6月7月 8月9月10月

知識

リンゴの原種
ズミはリンゴの原種ですが、実は美味しくありません。出来損ないのリンゴ風味です。 実の大きさは8mmほどと小粒で、かじると微かにリンゴ風味を感じます。
香りが素敵
味がイマイチでも香りは上品です。ズミの側で深呼吸がオススメです。 味はまずくても取り柄がちゃんとあるんです。
けっこうわがまま
湿原の真ん中にはありませんし、樹林帯にもありません。 土が入り栄養がある湿原に生えます。拠水林のそばの湿原に多いのが特徴です。
ミネザクラ
シラネアオイ
エンレイソウ
ナツトウダイ
オゼヌマタイゲキ

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