ヒメシャクナゲ

姫石楠花 ヒメシャクナゲ

尾瀬の湿原で、ピンクの可愛らしい花をつけるヒメシャクナゲ。 春先の茶色い湿原でひときわ目立つ存在で、春先の主役の一つと言ってもいい存在です。 ヒメシャクナゲが群生しているととても見事ですよー。

ヒメシャクナゲの花は5mm位(BB弾くらい)と、とても小さいですが分類上は『木』になります。 ヒメシャクナゲの幹はマッチ棒くらいの太さですがちゃんと年輪もありますよ。 写真1枚目はヒメシャクナゲの森ですね。

ヒメシャクナゲもコバイケイソウのように当たり年と外れの年があります。 当たり年のヒメシャクナゲの群落はそれはそれは見事です。 まったく咲かない年はありませんので、6月中旬の尾瀬では必ず出会えるでしょう。
漢字表記
姫石楠花
分類
ツツジ科  ヒメシャクナゲ属
開花時期
6月上旬~6月中旬
花言葉
危険・警戒
大きさ
5cm~15cm
5月6月7月 8月9月10月

知識

草でなく樹木
ヒメシャクナゲはシャクナゲの仲間で樹木になります。 こんなに小さくても樹木なんです。チングルマも同じように小さい樹木です。 顕微鏡でのぞけば年輪を見つけることもできます。
下向きの花
恥ずかしがいりやのヒメシャクナゲは壺のうような形の花が下向きにつきます。 これは花粉をアリやハエに盗まれないようにするための工夫です。
秋も目立つ
小さな葉は常緑で、草紅葉の尾瀬の秋にもとても目立ちます。 常緑なのでヒメシャクナゲは紅葉はしません。

同じ時期に見られる花々

チングルマ
イワカガミ
ショウジョウバカマ
タテヤマリンドウ
ナツトウダイ
オゼヌマタイゲキ

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