赤物 アカモノ
花も愛くるしく、実も美味しいパーフェクトなアカモノ。
『赤い者(物)?』ではなく『赤桃』が訛って『アカモノ』になったのが由来とされています。
桃なら味が美味しいのも納得できますね。
アカモノは尾瀬の樹林帯で日当たりの良い木道沿いに多く自生しています。
沼山峠から尾瀬沼間の日当たりのいい場所が観察に適していると思います。
会津駒ヶ岳や燧ヶ岳など標高の高い場所にもアカモノはありますよ。
桃とはちょっと味が異なりますが、アカモノの実はほんのりと優しい甘みがあります。
ネズミなどの小動物もよく食べているようで、熟して食べごろになるとすぐになくなってしまいます。
春の花だけではなく、秋の尾瀬でもアカモノを楽しみましょう。
白い実をつけるシラタマノキと比較するのも面白いと思います。