アカモノ

赤物 アカモノ

花も愛くるしく、実も美味しいパーフェクトなアカモノ。 『赤い者(物)?』ではなく『赤桃』が訛って『アカモノ』になったのが由来とされています。 桃なら味が美味しいのも納得できますね。

アカモノは尾瀬の樹林帯で日当たりの良い木道沿いに多く自生しています。 沼山峠から尾瀬沼間の日当たりのいい場所が観察に適していると思います。 会津駒ヶ岳や燧ヶ岳など標高の高い場所にもアカモノはありますよ。

桃とはちょっと味が異なりますが、アカモノの実はほんのりと優しい甘みがあります。 ネズミなどの小動物もよく食べているようで、熟して食べごろになるとすぐになくなってしまいます。 春の花だけではなく、秋の尾瀬でもアカモノを楽しみましょう。 白い実をつけるシラタマノキと比較するのも面白いと思います。
漢字表記
赤物
分類
ツツジ科  シラタマノキ属
開花時期
6月中旬~6月下旬
花言葉
美しい思い出
大きさ
5cm~20cm
5月6月7月 8月9月10月

知識

花の色に幅がある
アカモノの花は色に幅があり、白から赤みがかかるものまであります。 尾瀬では白いアカモノはあまり見かけません。だいたい赤みがかかっています。
アカモノ・シロモノ
シラタマノキのことをシロモノと呼びます。 アカモノ・シロモノと二つ揃うと紅白で縁起がいいです。
実が大きくなることも
会津駒ヶ岳のアカモノは特に立派で大きな実をつけます。 尾瀬内で一番見事なアカモノだと思っています。
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