大葉溝酸漿 オオバミゾホオズキ

一見するとスミレのように見えますが、スミレの仲間ではないオオバミゾホオズキ。 オオバミゾホオズキに失礼かもしれませんが、スミレよりやや野暮ったい形をしています。スミレのほうがシュッとしている印象です。

オオバミゾホオズキは、水気のある樹林帯に生えています。尾瀬沼から三平下へ向かう木道脇が観察しやすいポイントです。鳩待峠から山ノ鼻までの沢沿いでも見ることができますよ。

よく花を観察すると黄色の中に赤い斑点があるのが分かります。この斑点は蜜腺と呼ばれ受粉を助ける昆虫を引き寄せる役割を果たしています。

豆知識

名前の由来

ホオズキのような実をつけ葉が大きいことから『オオバミゾホオズキ』の名前になりました。 よく似た葉が小さいのは『ミゾホオズキ』。ちなみにホオズキはナスの仲間です。

意外に少ない

尾瀬で見られるところは限定的で数は多くはありません。 ジメジメしたところにヒッソリを咲いています。