ギンリョウソウ

銀竜草 ギンリョウソウ

なんだこれ!?キノコ?宇宙人? いろいろな感想が聞かれるこの植物。見た目のインパクトが強烈なこの正体はギンリョウソウ(別名:ユウレイタケ)です。 触ってみると、見た目に反して意外と硬くそのギャップに驚くと思います。

ギンリョウソウは、湿った日当たりの悪い樹林帯で見かける植物です。 見つけてもキノコだと思っている人が多いかもしれませんね。透き通るような白い、異質な姿のものが樹林帯にあったら、だいたいこのギンリョウソウだと思って間違いありません。

このギンリョウソウは「腐生植物」と呼ばれ、葉緑素を持っていません。 光合成を行うことができないため、菌類と共生して生きています。なんとも不思議な植物ですね。 尾瀬では、ほかにもショウキランやオニノヤガラなどの腐生植物を見ることができます。
漢字表記
銀竜草
分類
シャクジョウソウ科  ギンリョウソウ属
開花時期
6月中旬~7月上旬
花言葉
そっと見守る
大きさ
5cm~15cm
5月6月7月 8月9月10月

知識

別名ユウレイタケ
まさにギンリョウソウにピッタリなネーミングです。 『~タケ』ですがキノコの仲間ではありません。でもまぁ、見た目はキノコですね。
目玉の親父
ギンリョウソウは花が終わりになると見た目が目玉の親父になります。 ギョロッとした目玉が特徴的です。
モドキもいる
ギンリョウソウモドキ(アキノギンリョウソウ)というよく似た植物がいます。 尾瀬での開花時期は8月~9月と違います。見た目も微妙に違います。

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