ミツガシワ

三槲(三柏) ミツガシワ

氷河期の生き残り(残存植物)と言われているミツガシワ。 なんだかよく分かりませんがスゴイ気がしますよね。 残存植物とは、かつては大量にあったものの環境の変化により大半がなくなってしまった植物です。

ミツガシワは尾瀬の水気の多い湿原(低層湿原)に多く、比較的簡単に見つけることができます。 浅い池塘(湿原の水たまり)にもよく生えますよ。 ちなみに、ミツガシワのある池塘は深さ50cm未満のものが大半です。 ヒツジグサは深さ100cm未満・オゼコウホネは150cm未満と言われています。

ミツガシワは近年鹿の食害により、尾瀬では減少傾向にある植物です。 鹿に新芽を食べれれたり、根を掘り起こされたり。 尾瀬における鹿の食害はかなり深刻です。
漢字表記
三槲(三柏)
分類
ミツガシワ科  ミツガシワ属
開花時期
6月上旬~7月上旬
花言葉
私は表現する
大きさ
20cm~40cm
5月6月7月 8月9月10月

知識

残存植物
ミツガシワは氷河期からの生き残りと言われています。 尾瀬の特殊な環境がミツガシワを守ってきたのかもしれません。
霜に弱い
ミツガシワは霜にあたると萎れてしまいます。 遅霜が下りた年はちょっと残念な感じになってしまいます。
柏の葉が三枚
ミツガシワの名前の由来は葉の形が『柏』に似て三枚葉があることです。 柏餅の葉に似ているんですね。『家紋の三柏』が由来の説もあります。
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