ナナカマド 2016.10.24

沼山峠~大江湿原~尾瀬沼 往復 ものすご~く寒い朝。今朝の尾瀬は氷点下5℃近くまで気温が下がりました。 ナナカマドの実にも霜がおり大変美しいです。結晶の形がとても綺麗ですね。

写真のように赤い実はとても渋が強く鳥も食べません。尾瀬の中の実で一番マズいです。 とにかく渋く、食べるとしばらくは口が麻痺し食事が美味しくなくなります。 尾瀬のものは食べてはいけませんが、ダイエットにいいかも?

季節が進み、冬になるとナナカマドの実はシワシワのレーズンのような状態になります。 レーズンのようになると渋がなくなり鳥が食べるようなるんですね。 味はなく人が食べても美味しくはありません。

秋は様々な種類の実が多く鳥に食べてもらえるチャンスが少なくなります。 冬は他の植物がすくなく、鳥に食べてもらえるチャンスが増えます。 鳥に食べてもらうことでナナカマドは生息範囲を広げています。植物も様々な工夫をしているんですね。

ちなみに『七回釜戸にいれても燃えない』とよく言いますが、薪ストーブにいれたらよく燃えました。 ナナカマド密度が高く、炭にすると高温になるそうです。 炭としたの利用価値がものすごく高かったようですね。 残り少ない尾瀬シーズン、防寒対策をバッチリし尾瀬に遊びに来てください!
尾瀬

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